たごさく 四季のたより
山和食品株式会社が店舗展開する、 四季を味わう「たごさく」、おこわの里「たもかみ」、釜揚げいなり「釜旬」、おむすび専門店「しゃれむすび」などの 情報やこだわり食材を紹介するブログです。
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お弁当にエコロジーを心がけます
ロハス」という言葉を最近耳にします。
 調べてみると、Lifestyles of Health and Sustainability という英語の頭文字をとった略語で、「健康と環境、持続可能な社会生活を心がける生き方」という訳があてはまるそうです。つまり、自分の生活スタイルを、健康に保持することを第一の目的とし、同時にクリーンな環境を保って、これから生まれてくる50年後、100年後の世代に心地よく住める地球を残そうという心がけを、自分の生き方の中心に置こうとする考え方だと説明されています。1990年代後半からアメリカで始まった運動で、日本では、21世紀に入って女性たちの中に広がってきました。言ってみれば、ちょっとした流行語ですが、私のように食品業に携わっている者としては、単に流行語として片付けることができない世の中の流れのように感じられます。
 今年の冬は例年になく暖かく、初雪の前に春一番が吹くという異常気象で、この分では桜の開花も昨年と同じく3月の下旬、あるいはもっと早くなるという予想もあります。春が早く来てうれしい、といえば言えるのですが、これはCO2の排出量増加による地球温暖化の影響であり、この近年多発するアメリカのハリケーンによる被害、竜巻、グリーンランドの氷が解け始め、北極では熊が何百頭もおぼれ死ぬという現実とつながっているといわれます。夏は暑くなり、日本でも50℃近い気温の日が続くだろうという予想があります。北極の氷が完全に溶けると、地球の水面が全体で50cm持ち上がり、河口にできた地球上の大都市、ニューヨークでも、東京でも、サンフランシスコでも、低いところはみんな水没してしまうといわれます。
 私が一番心配するのは、お米のことです。お米は暖かい土地にできる作物で、寒くなるよりはいいといえますが、異常気象が続くと、私たちが一番大切な食べ物としてきた「ごはん」が、昔と同じように味わえるかという問題が当然起きてきます。
 いま日本では、おいしいお米がたくさん作られています。しかも、もともと寒冷地には適さない稲を寒い土地で育てるには、米作りに携わる人はなみなみならぬ努力をしてきました。しかし生産性を上げるために、農薬を多量に使うとか、生産性だけを考えた肥料使いという傾向が生まれました。
 近年、それに対する反省が起き、有機肥料による米作り、無農薬農法で作られたお米の人気が高まってきました。私どもの仕入先でも、そうしたお米を売ろうという傾向が強まっています。私たちはそういう仕入先を応援し、みなさんに今まで以上においしいお米を食べていただき、地球環境の保全に協力しようと考えています。
 これは、主食であるお米だけにとどまる問題ではありません。肉や野菜についても同じです。食べ物をおいしく味わうために、どんな食べ物にも動物性の油脂を加えるという食品業界の暗黙の傾向にも、反省が生まれています。
 最近「妻マンボ せがれスノボで おれメタボ」という川柳を目にしました。油のとりすぎによるメタボリック症候群、成人病の増加が日本人の平均寿命をだんだん短くするだろうという予想があります。それでなくても、調味料の取りすぎによる食べ物の味の平均化で、日本の若い人は食べ物の微妙な味がわからなくなったと言われています。
 これは日本食を業務の主体にしている私たちには大きな問題です。
 もちろん、これは何千種類もの食材を仕入れて、お弁当の食材にしている会社では、個人の家庭と違って、何もかもいちどきに「ロハス」とは行かない問題です。けれども、美しい地球を私たちのあとに生まれてくる世代に残そうという考え方に組する仕入先と広く提携し、おいしい米飯弁当をみなさまにご提供するために、一歩一歩努力を積み重ねたいと考えています。
稲穂
代表取締役 馬塲祥宏
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江戸の花見 狐のひとりごと4
 江戸時代の庶民の楽しみは芝居と花見でしょうねぇ。もっとも、もうひとつ男だけの楽しみというのもありましたが。
 花見は「花の雲 鐘は上野か 浅草か」と俳句が示すように、桜は上野の山か、浅草、さらに隅田川を隔てた向島も含めた一帯が中心のように思えますが、上野の山についで、一大観光地になったのは、向島ではなく、飛鳥山でした。
 向島に桜が植えられたのは享保3年(1718)ですが、植えられたのは白髭橋の北の一帯の数十本だけ。いまのように吾妻橋から桜橋の両岸が桜で埋め尽くされたのは、明治になってからです。
 それに対して、飛鳥山には一挙に数千株の苗木が植えられ、上野の山以上の観光地になりました。桜を植えることを命じたのは、八代将軍吉宗です。このあたりの景色が故郷の紀州に似ていたからという説がありますが、それよりも紀州熊野から勧請(かんじょう)した熊野権現(王子権現)があったせいでしょう。上野は寛永寺の境内で、酒を飲んでのドンチャン騒ぎは禁じられていました。ここなら多少は許されると思ったのでしょう。山のてっぺんから「かわらけ」(素焼きの土器)を下に投げるストレス解消の遊戯もはやりました。おそらく、ここで武士は上役の悪口を、職人は親方への愚痴を肴に一杯やったんでしょうねえ。
 王子といえば、今でも王子権現の近くに王子稲荷があります。稲荷といえばがつきものです。江戸末期の浮世絵師「東海道五十三次」を描いた歌川広重には「王子道のよめ入り」という浮世絵があり、今でも浮世絵美術館の太田記念美術館で見られます。
 満開の桜の下の山道を、嫁入り道具を駕籠に乗せたり担いだりした奥女中姿の七匹のがしずしずとすすむ絵です。背景にはいかにも「の嫁入り」らしく、にわか雨が降っています。王子にはがいると信じられていたんでしょう。
 落語にも「王子の」というのがあります。美しい女に化けた狐を料理屋に連れ込んだ男が、狐をさんざ酔わせてドロンをきめこみます。残された狐はまさか木の葉を小判に変えて置いてくるわけにも行かず、袋叩きにあいます。その話を聞いた人が男に、たたられたらおそろしいと、その料理屋の玉子焼を稲荷のそばの狐のほら穴の前に供えます。
 この料理屋はO屋といって今もあり、靴を脱いで階段をトントンとあがった突き当たりで、その玉子焼を売っています。おっと、ほかの店の宣伝をして申し訳ありませんでした。
 桜はいつ見るのがいちばんいいか。夜明けの朝日に照らされた桜がいちばんいいといいう人もいますが、わたくしは夜桜だとおもいますよ。美しい夜桜を見て、狐に化かされたようだといった人がいますが、わたくしもこの年になって、あと桜が何回見られるかとおもうと、狐に化かされたような体験をしてみたいですね。もちろん、狐が化けた、ゾクッとするほどの美しい女もいっしょに。
 今年の花見は狐の好物の玉子焼と「いなりずし」を懐に入れて行きましょうか。
桜

ハローキティいなり販売店 更に追加になりました
テレビ(全国ネット)で紹介され大変な反響をいただきましたハローキティいなりの販売店舗が追加になりました。
お揚げの入荷状況により販売開始時期が異なりますので、下記店舗宛までお問い合わせください。

北海道地区
札幌東急 釜旬 電話011-271-5025
東北地区
仙台セルバ たごさく 電話022-371-2229
東京地区
東武 池袋店 釜旬 電話03-3980-6678
伊勢丹 立川店 たのくろ 電話042-527-9232
神奈川地区
ミウイ橋本 たごさく 電話042-700-7534 ※ミウイ橋本は3/1~3/3期間限定発売の予定です。
千葉地区
そごう 柏店店 釜旬・たごさく 電話04-7167-1020
埼玉地区
そごう 大宮店 釜旬・たごさく 電話048-645-2250 
茨城地区
西武 筑波店 たごさく 電話029-851-0111(代表)
広島地区
そごう 呉店 たごさく 電話0823-27-2125
ハローキティいなり

江戸人はいなりと海苔巻で芝居見物
 江戸時代の庶民の最大の娯楽は歌舞伎見物。庶民といっても、歌舞伎の木戸銭は今と同じく高いので、一枡4人の枡席の値段は2分(1両の半分)。今の値段に換算すると1両は10万円から20万円のあいだですから、いまの歌舞伎座の一等席とおなじくらいです。裏長屋の住人がとても見られるものじゃありません。しかし、それより安い「切り落とし」という席もあり、これは今のお金では3000円ぐらい。これも今の歌舞伎の3階席と同じです。
 ところで、みなさん「助六寿司」というのをご存知でしょうか。
 これは「助六所縁江戸桜」(すけろくゆかりのえどざくら)という市川団十郎家が得意にした、権力を笠に着た髭の意休に江戸奴の助六が刃向かう芝居からきていますが、この助六に心を寄せる吉原の花魁(おいらん)が「揚巻」です。
 この揚巻という名前から、油揚げのおいなりさん「揚」と海苔巻「巻」をセットにした弁当の折を「助六寿司」とよんだようです。
 そのものずばりで呼べば「揚巻寿司」が適当ですが、「助六寿司」と呼んだのは、それだけ「助六」の人気が高かったからでしょう。しかも芝居の幕間に売り子がこの弁当を売り歩いたそうです。
 もうひとつ、今は歌舞伎には緞帳という垂幕がありますが、昔は緞帳はもっと下級の芝居に用いられるものでした。その代わりに今はその蔭の左右の引幕になっている定式幕(じょうしきまく)というのが正式の幕でした。色は黒・柿色・緑ですが、それは後からできた市村座・森田座の幕で、17世紀の初め、寛永年間にできた中村座の定式幕は黒・柿色・白でした。黒は海苔の色、柿色はいなりの揚の色、白はご飯の色で、「助六寿司」の色取りがそのまま定式幕の色を取っているので、歌舞伎を代表する弁当ということになったという説もあります。
 芝居見物には豪華な幕の内弁当が定番のように見えますが、稲荷ずしとのり巻というのがオーソドックス(正統)のようですね。だいいちこれなら席で見ながら食べられますし。
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