たごさく 四季のたより
山和食品株式会社が店舗展開する、 四季を味わう「たごさく」、おこわの里「たもかみ」、釜揚げいなり「釜旬」、おむすび専門店「しゃれむすび」などの 情報やこだわり食材を紹介するブログです。
200708<<123456789101112131415161718192021222324252627282930>>200710
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
初心忘るべからず
 「初心忘るべからず」ということばがあります。誰が最初に言ったのか、わかりませんが、どなたか、ご存知だったら教えてください。
わたくしたちの業界では、春になると梅や桜、夏になるとうなぎ、秋になるとマツタケや栗といった定番の弁当があります。これは毎年繰り返していることですが、そこに何か新しいものを付け加えることができないかと、苦心しているのが、わたくしたちの仕事の実態なのです。
「苦心している」といっても、実際に苦心しているのは、わたくしではなく、会社の商品開発担当者なのですが、その場合、わたくしが言いたいことは、なによりも「慣れ」に気をつけろということです。
今までにない新しいものを作るのには、大変な苦労がいります。しかし、いったん形が決まってしまうと、仕事のやり方は安定し、あまりものを考えなくなります。
言ってみれば、秋は、初秋になれば松茸を、晩秋には栗ということになるのですが、冬はいったい何でしょうか?
きのこおこわ

冬ですぐ思い浮かぶのは湯豆腐なんですが、湯豆腐は弁当の食材にするのは無理です。湯気の立っている釜揚げの桜えびを冬の風物として取り上げ、おこわの具に考えたこともありますが、なかなか定着しませんでした。あるいは、冬の素材は、新米の香りが炊き立てのごはんから立ち上るお米そのものではないでしょうか。
その季節の「」はなにかと考えることは、とても大切なことです。「なにがか」と考えることは「なぜそれがなのか」と考えることでもあります。そして、答えを見出すとき、人は必ずそのことに感動します。
初心忘るべからず」という言葉は、いつも初心者の気持ちでという表面的なことではなく、いつも物事に感動していたいということだと思います。これは芸の道だけでなくどんな仕事でも共通することだと思います。

食のみちの達人の言葉にも、すべてに「なぜ」を突きつけることが、伝統を見つけることだというのがあります。伝統というのは、昔から同じことをやっていれば出来上がるものではない。「なぜだ、なぜそうするのだ」ということを問いつめることで、はじめて伝統が生まれてくるのだといいます。
わたくしたちの会社は、創業以来まだ40年足らずで、伝統云々といえる立場ではありません。春になれば春の弁当を売り、秋になれば秋のおこわを売るというきまりきった仕事を繰り返しているのですが。その中に、伝統の芽のようなものを植えつけたいと日夜努力しています。
お買い求めいただくお客様に、ああ、この店の商品はいつもおいしいとおっしゃっていただくためには、逆に新しいものをいつも付け加えてゆく努力が必要だと思っています。
どうか、わたくしたちの志をおくみ取りいただき、日々の営みにご支援を賜りますようお願いいたします。
また、お気づきのことがございましたら、なんなりとご叱正くださいますよう、心よりお願い申し上げます。
お赤飯


代表取締役 馬塲祥宏

スポンサーサイト
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。