たごさく 四季のたより
山和食品株式会社が店舗展開する、 四季を味わう「たごさく」、おこわの里「たもかみ」、釜揚げいなり「釜旬」、おむすび専門店「しゃれむすび」などの 情報やこだわり食材を紹介するブログです。
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ホトトギスとスカイツリー
目に青葉 山ほととぎす 初鰹
桜が終って、新緑の季節がやってきました。
「夏隣(なつどなり・夏に近い晩春の意味)」という言葉が浮びます。
ここに掲げた句は松尾芭蕉のものと思っていらっしゃる方も多いと思いますが、
実は山口素堂という、芭蕉より少し後の時代の人です。

「目に青葉」「初鰹」はわかるのですが、「山ほととぎす」は、
今はピンと来ない人のほうが多いでしょうね。
ちなみに「初鰹」と言えば5月、6月が大変美味しい季節ですが、
私たち「たごさく」では、より脂がのると言われる秋に鰹がメインのお弁当を販売する予定です。

話を戻しますと、ホトトギスはもともと山鳥で、
今より自然が豊かだった江戸時代以前には、都会でも鳴き声が聞かれたそうですが、
今では山登りでもしなければ、声を聞くことも、目にすることもできません。
鶯などのほかの鳥の巣に卵を産んで、育てさせるので、
よく子供を産みっぱなしで、別の女性に育てさせる人を「ほととぎす」のようだとたとえます。

「テッペンカケタカ」とか「トウキョウトッキョキョカキョク」とか、
早口言葉のように甲高い声で鳴きます。
写真で見ると、精悍なクリっとした目をした可愛い鳥です。
しかし、色だけでは何の特徴もありません。やはり、鳴き声が命なのでしょう。

もうひとつ、ホトトギスには、同じ名をもつ草があるのをご存知ですか?
名前の由来は、花びらの斑点や模様が鳥のほととぎすに似ているためにつけられたもので、
インドや東南アジアに自生し、日本原産のものも10種類ぐらいあります。
これは向島百花園でたくさん見られます。

さて、百花園といえば、江戸時代に佐原鞠塢(さはらきくう)という商人が開いた庭園です。
彼はまず自分が開いた庭園に、骨董屋として付き合いのあった
当時の一流の文化人から梅ノ木を寄付して貰い、
亀戸にあった「梅屋敷」に対抗して「新梅屋敷」と名付けました。

そして、見物客を集めると同時に、梅以外の草木もどんどん集めて、植えました。
今では一万平方メートルほどの土地に1040本ほどの様々な木が植えられていて、
国の文化財として名勝史跡に指定されています。

さらに、彼のもとに集った太田南畝(なんぽ)らの文化人によって、
近隣の寺や神社をかたらって、隅田川七福神を作り、観光客を隅田川の反対側から集めました。
 
いま東京スカイツリーの、地鎮祭をはじめ、
建築に関する神事を取り仕切っている牛島神社もそのうちの一つです。

東京スカイツリーは、東京のいたるところに建てられるようになった超高層ビルによって、
昭和三十年代に建てられた東京タワーの333メートルという高さでは、
放送の電波塔の役目が充分に果たせなくなったことから、
新しい電波塔は600メートル以上の高さが必要との業界からの要請を受けて、
2008年から着工した放送施設です。
高さは武蔵国にちなんで、ムサシ634メートルに定められました。

この建設が墨田区の押上地区に決まった時の土地の人の期待は、
びっくりするほどのものがありました。
向島を中心とする地域は、東京の奥座敷と呼ばれて、
高級料亭もあり、第二次大戦前は華やかな場所でした。
それが二十世紀の後半になると、その繁栄は新宿や赤坂・麻布・六本木に奪われて、
地味なものに変わりました。
その証拠に、これら西の地域の地名を題にした流行歌はたくさんヒットしましたが、
向島を題につけた流行歌はありましたか?

いまここでふれただけでも、二十世紀の前半は静かなお邸町だった東京の西のほうに比べて、
東のほうには歴史があります。
遠くは謡曲の「隅田川」に謡われた梅若塚のある木母寺(もくぼじ)は
白鬚橋(しらひげばし)に近い川のほとりにあり、
長命寺などのお寺には、芭蕉をはじめたくさんの文人の碑もあります。

なかでもとりあげたいのは、
日本のレオナルド・ダ・ヴィンチと呼ばれた鬼才平賀源内です。
彼は土用の丑の日に鰻を食べると長生きをするという
大伴家持(おおとものやかもち)の歌などを紹介して、
この土地の鰻屋さんのコマーシャルをしました。
彼はいま対岸の浅草橋場、白鬚橋の袂にある寺に眠っています。
彼なら、スカイツリーを見て、なんとつぶやくでしょうか。

また、深川で生まれて、やはり対岸の元浅草に眠っている葛飾北斎は、
今生きていたらスカイツリーと富士山をからませて、
どんな奇抜な絵を描いたでしょうか?想像は膨らみます。

さあ、そのスカイツリーはこの五月二十二日いよいよ開場です。
手前味噌ですが、当店も、スカイツリーの裾にできる東京ソラマチに鶏めしの店を開店します。
別のページでご案内申し上げますが、どうぞふるってご来店賜りますよう、お願い申し上げます。
 
最後に、与謝蕪村の名句にちなんで、一句詠ませていただきます。

ほととぎす スカイツリーを 横様に                 店主敬白


スカイツリー
「鶏めしたごさく」が出店する、東京ソラマチ方面から見たスカイツリー
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