たごさく 四季のたより
山和食品株式会社が店舗展開する、 四季を味わう「たごさく」、おこわの里「たもかみ」、釜揚げいなり「釜旬」、おむすび専門店「しゃれむすび」などの 情報やこだわり食材を紹介するブログです。
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歳が立つ
 「歳が立つ」という言葉は俳句にもありません。一般的には「歳がたつ」といえば、年が経つという事ですが、毎年、十一月、十二月になると、「歳」が立っているなという感じになります。つまり一年のうちで「歳」を意識するのはそのころだけで、ふだんはあんまりそのことを考えていないということでしょう。
 なかでも、わたくしが「歳」をいちばん感じるのは、「酉の市」です。ご存知のとおり、酉の市というのは、十一月の酉の日に東京の各地に立つ熊手を売る市のことで、いちばん有名なのは浅草鷲(おおとり)神社のものです。今年は「二の酉」が最後で、そこで売れ残った熊手は、神奈川・埼玉・千葉と地方の酉の日でない歳の市で売られます。

熊手
かっこめ(熊手御守り)
開運、商売繁盛の御守りとして神社で売られます。
かっこめは熊手で福を"かっこむ"と言う意味と、"勝米(かつこめ)"の2つの意味があります。


 当社のある埼玉県では大宮氷川神社の大湯祭が皮切りで、以下浦和の調(つきのみや)神社、川口は川口神社と市がつづきます。特に川口では「お亀市」という俗称がついていました。歳末近くなると秩父で市が立ち、関東近県ではこの2ヶ月は、どこかで酉の市が開かれ、「歳の終り」と「歳の初め」がずっと人々の心の中で意識され続けるのです。
 さて不景気が日本中を覆っている今年はどうでしょうか。鷲神社の「一の酉」に行きましたが、宵の口で去年はこの時間でも入り口で一時間以上も待たされたのに、今年は平日のせいか、すーっと入れました。境内も心なしか閑散で、それでも大きな熊手を買って、台の上に立ち、恥ずかしそうに手拍子を受けている人もチラホラいましたが、売っている鳶の人たちも、おそらく今年は厳しいだろうなと想像されました。
 生粋の江戸っ子作家だった久保田万太郎の晩年の小説に『三の酉』という作品があります。三の酉で知らない男と歩いているむかしなじみの女と、そのあとに出会って会話する、男女の会話だけで成り立つしみじみした小説ですが、この会話の情緒は際立っています。
 昭和三十年の暮に書かれた作品で、まだ空襲の焼跡が所々に残っていた時代のものです
「三の酉」とは十一月の三番目の酉の日に立つ市のことで、毎年あるわけではありません。今年は二の酉まででした。来年も七日、十九日と二日しかなので、めぐりで言えばさらい年にならなければ三の酉は来ないことになります。日本の慢性的デフレはあと最低でも五年続くという悲観的予測もありますが、せめてふたたび三の酉の来る再来年まで日本経済は立ち直ってほしいものです。
 三の酉のある歳は火事が多いという言い伝えがありますが、逆の目もあるでしょう。
 小説の中の男女のの会話
―あたしはね、三の酉の昼間行くんじゃなくっちゃァ嫌……
―そんなこといって、来年、三の酉がなかったらァ?……
―だったら、二の酉でいいわ。どっちにしても、はつ酉はいやなの、にぎやかすぎて……
 なるほど、激しく来年の福を願うには、三の酉の淋しい雰囲気のほうがふさわしいかもしれません。
ならばいっそのこと、今年はまだ行ったことのない山奥の市で暮の「歳立つ」のを実感してくるのもいいかな、と考えています。

師走弁当
師走弁当 税込924円
おかずは、赤魚の西京焼を使い、牛蒡の千切り炒め、揚げ物として、鶏唐揚げと豚肉の野菜ロール串。その他、がんも、竹の子の穂先、人参、椎茸、蕗の煮物を盛付けました。また、白木耳の柚子和えに蓮根スライスをいれ、香の物は青高菜と梅酢でつけた大根を使いました。 12月限定のお弁当です。お早めにお買い求めください。
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