たごさく 四季のたより
山和食品株式会社が店舗展開する、 四季を味わう「たごさく」、おこわの里「たもかみ」、釜揚げいなり「釜旬」、おむすび専門店「しゃれむすび」などの 情報やこだわり食材を紹介するブログです。
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江戸人はいなりと海苔巻で芝居見物
 江戸時代の庶民の最大の娯楽は歌舞伎見物。庶民といっても、歌舞伎の木戸銭は今と同じく高いので、一枡4人の枡席の値段は2分(1両の半分)。今の値段に換算すると1両は10万円から20万円のあいだですから、いまの歌舞伎座の一等席とおなじくらいです。裏長屋の住人がとても見られるものじゃありません。しかし、それより安い「切り落とし」という席もあり、これは今のお金では3000円ぐらい。これも今の歌舞伎の3階席と同じです。
 ところで、みなさん「助六寿司」というのをご存知でしょうか。
 これは「助六所縁江戸桜」(すけろくゆかりのえどざくら)という市川団十郎家が得意にした、権力を笠に着た髭の意休に江戸奴の助六が刃向かう芝居からきていますが、この助六に心を寄せる吉原の花魁(おいらん)が「揚巻」です。
 この揚巻という名前から、油揚げのおいなりさん「揚」と海苔巻「巻」をセットにした弁当の折を「助六寿司」とよんだようです。
 そのものずばりで呼べば「揚巻寿司」が適当ですが、「助六寿司」と呼んだのは、それだけ「助六」の人気が高かったからでしょう。しかも芝居の幕間に売り子がこの弁当を売り歩いたそうです。
 もうひとつ、今は歌舞伎には緞帳という垂幕がありますが、昔は緞帳はもっと下級の芝居に用いられるものでした。その代わりに今はその蔭の左右の引幕になっている定式幕(じょうしきまく)というのが正式の幕でした。色は黒・柿色・緑ですが、それは後からできた市村座・森田座の幕で、17世紀の初め、寛永年間にできた中村座の定式幕は黒・柿色・白でした。黒は海苔の色、柿色はいなりの揚の色、白はご飯の色で、「助六寿司」の色取りがそのまま定式幕の色を取っているので、歌舞伎を代表する弁当ということになったという説もあります。
 芝居見物には豪華な幕の内弁当が定番のように見えますが、稲荷ずしとのり巻というのがオーソドックス(正統)のようですね。だいいちこれなら席で見ながら食べられますし。
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